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うなぎが最も美味しい時期は冬?真冬のうなぎが絶品な理由とは
夏の土用丑の日にうなぎを食べる方が多いのではないでしょうか。
土用丑の日は、夏以外の季節にもあります。
うなぎは、夏バテ予防にも良く効くと昔から伝えられていることから夏の土用丑の日にうなぎを食べる風習が出来ました。実は、土用丑の日は春夏秋冬の季節にそれぞれあります。その中、うなぎの本当の旬は真冬になります。
そこで今回はうなぎの最も美味しく食べられる時期についてご紹介いたします。
目次
今では毎年7月中旬の土用丑の日になるとスーパーやデパート、コンビニなどでうなぎが店内にズラリと並んでいるのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
但し、土用丑の日は夏だけではないのです。実は春夏秋冬の各季節で土用の丑の日は存在します。
・春の土用の丑の日:4月中旬∼下旬
・夏の土用の丑の日:7月下旬∼8月上旬
・秋の土用の丑の日:10月下旬
・冬の土用の丑の日:1月下旬
※その年によって時期に少しのずれがございます。
多くの方が土用の丑の日は夏のイメージが強いかと思います。
ではなぜ、夏の土用丑の日にうなぎを食べる風習ができたのでしょうか。
土用丑の日にうなぎを食べる習慣に由来があります。
諸説、平賀源内という方が発案したという説が最もよく知られております。
平賀源内の知人がうなぎ屋で商売をおこなっておりましたが、なかなか商売がうまくいかなく、平賀源内が「本日丑の日」と書いた看板を店の前におくことによって商売がうまくいったことから「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習ができました。
また、うなぎにはビタミンA・B群が豊富に含まれているため、「夏バテ予防」に効果的なので、夏にうなぎを食べると良いという風習ができました。
うなぎには、主に養殖うなぎと天然うなぎがあります。
養殖うなぎと天然うなぎでは、育ち方や旬の時期が違います。
養殖うなぎは、年間を通してしっかりと管理された環境で育ちます。そのため比較的旬がありません。そのため、いつの時期でもおいしく食べることができます。料金ついて天然うなぎよりは比較的安く、少しだけ贅沢したい時などは、一般の家庭でも手が届きやすい価格帯になっています。
天然うなぎは、5月∼12月のシーズンに漁がおこなわれます。養殖うなぎは旬がないので一年通して美味しく食べることができますが、天然うなぎの旬は冬の時期になります。養殖うなぎに比べて、漁獲量が少ないため価格が高くなる傾向があります。
うなぎが一番取引される時期は、1年通して6∼8月が最も多いデータとなります。
※引用:東京都中央卸売市場の過去5年のデータ
上記データのように夏の時期が一番うなぎの市場が動いている状況なので、うなぎの旬は夏ではないかと思い込んでいる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、実はうなぎの本当の旬は夏ではなく冬なのです。時期は10∼12月旬といわれております。うなぎは、10月ごろから水温が下がり始めるに合わせて冬眠します。うなぎが栄養をため込んでいるこの時期が脂がのっていて最も美味しい時期です。
「クリスマスで食べるものといったら何でしょうか?」と質問すると8割以上の方がチキンと答えます。そのくらい、現在ではクリスマスシーズンはチキンを食べる風習になっております。
今までの内容でお話しいたしましたが、12月はうなぎが最も美味しい時期になります。年の最後に家族や自分へのご褒美としてチキンでなく、うなぎはいかがでしょうか。
今回は、うなぎを最も美味しく食べる時期は冬という点でご紹介いたしました。日本ではうなぎを食べる文化がありますが、多くの方がうなぎの旬は夏と思い込んでいるかと思います。ただし実はうなぎの旬は冬です。冬のうなぎは夏に比べて脂が多くのっていて栄養が豊富に含まれています。
今では、年々天然うなぎの漁獲量は減少していて、2013年には絶滅危惧種にも指定されています。そのため今後は天然のうなぎが食べれなくなる時代も来るのではないかと思っています。
これからクリスマスと正月など様々なイベントがあります。
是非、旬のうなぎを食べてみてはいかがでしょうか。
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