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みかんの薄皮を食べてない人必見!意外と知らない薄皮の栄養素について

みかんの薄皮を食べてない人必見!意外と知らない薄皮の栄養素について

冬にかけてみかんの旬が近づいてきます。
冬の季節には、スーパーでみかんの陳列が増えてきて、箱買いする家族も多いのではないでしょうか。
みかんは果物の中でもビタミンが多く含まれており、栄養価が高いことで知られています。
 
ただし、みかんの食べ方によって栄養の取り方は異なってきます。
今回は意外にも知られていない、みかんの薄皮の栄養成分について紹介します。
 
 

みかんの薄皮とは

 

 
まずはみかんの薄皮とはどの部分を指すのでしょうか。
みかんには、「外皮」と「薄皮」の2つ存在します。
外皮とは言葉の通りですが、みかんの身を全て包んでいる皮のことで、薄皮は各房ごと薄い膜で覆っている皮になります。
 
みかんの栄養というと、みかんの身の部分に全て含まれていると認識している方も少なくはないでしょう。
実際は、みかんの外皮や薄皮にも、多くの栄養成分が含まれています。
以下に詳しく、各部分の栄養成分を解説いたします。

 
 

みかんの外皮の栄養素は

 

 
みかんの外皮の栄養成分について、主にβ-クリプトキサンチンやヘスペリジンが多く含まれています。
みかんの果実と比べてβ-クリプトキサンチンは約16倍、ヘスペリジンは約85倍ほど多く含まれています。
 
①β-クリプトキサンチン
カロテノイドと呼ばれる植物色素の一種です。これは、植物や一部の微生物が合成する色素で、特に葉緑素と同様に光合成に関与しています。β-クリプトキサンチンは、植物の光合成過程で光を受け取り、エネルギーを捕捉するのに役立つ色素の一部として機能します。
また、β-クリプトキサンチンは食品にも含まれており、特に黄色やオレンジ色の野菜や果物などに見られます。
 
②ヘスペリジン
ヘスペリジンは、柑橘類などの果物の皮や葉に豊富に含まれるフラボノイドの一種です。主にオレンジの皮や白い部分に多く見られ、その苦味や渋みの原因ともなります。ヘスペリジンは抗酸化作用を持ち、健康に対する様々な利点が研究されています。
一般的なヘスペリジンの効果には、抗酸化作用による細胞の保護、血管の健康促進、抗炎症作用、抗がん作用、抗ウイルス作用などが含まれます。また、血管を強化し血行を改善する効果もあるとされています。
 

薄皮の豊富な栄養素

みかんの薄皮の栄養成分について、多く含まれている栄養成分は、「ペクチン」です。
ペクチンは、主に果物の細胞壁に存在する多糖類の一種で、植物の組織を構造的に支える役割を果たしています。特に、レモン、みかんなどの果物や、野菜に多く含まれています。
ペクチンには健康にとても優れている面もあり、食物繊維の一部として消化器官の健康に寄与すると考えられています。
 
 

みかんは皮ごと食べることがおすすめ

 

 
これまで、みかんの外皮や薄皮の栄養成分についてご紹介しました。
みかんの外皮については多くの方が剥いて食べているかと思います。
 
薄皮はいかがでしょうか。
薄皮も苦手で、1房ずつ剥いて食べている方も多いのではないでしょうか。
みかんの皮には多くの栄養素が含まれている為、なるべく皮ごと食べることをおすすめします。
みかんの外皮は、苦い味がすることから食べるにも少し抵抗があると思います。
 
 

みかんの皮を美味しく食べる方法

 

 
外皮のおすすめの食べ方は以下の方法になります。
 
①みかんジャム
②みかん茶
③みかんサラダ
④みかんピール
 

みかんジャム

みかんの外皮と薄皮丸ごと使ったみかんジャムはいかがでしょうか。
ジャムを作ることで、朝食のパンに塗り簡単に美味しく食べることができます。また、一回作ることで数回に分けて食べることができるのでおすすめです。
 

みかん茶

みかん茶は冬の時期温かい飲み物を飲みたい時にいかがでしょうか。
みかん茶には、胃の調子を整えてくれる効果があります。
作り方も簡単で、事前にみかんの皮を細かく切っておき、お好みの温かいお茶にみかんの皮を入れて少し蒸らせば完成。
 

みかんサラダ

みかんのサラダに、みかんの皮を入れることでよりさっぱりした風味を味わうことができます。普段のサラダに飽きてしまった方には、みかんの皮をアレンジに加えてみてはいかがでしょうか。
 

みかんピール

みかんピールとは、みかんの皮を砂糖に漬けることでお菓子のような甘い料理に変身します。
みかんの皮は苦味が特長ですが、みかんピールにすることで小さい子でも美味しく食べることができます。
そのまま食べることも良いですが、ヨーグルトや飲み物に入れる食べ方もとても美味しくおすすめです。
 
 

みかんを皮ごと食べる時に注意すべき点

 

 
みかんを皮ごと食べることで多くの栄養素を摂取することができますが、注意する点が2つあります。
 
①国産品を選ぶ
②水でしっかり洗う
 

国産品を選ぶ

よくスーパー等に陳列されているほとんどが国産品ですが、稀に輸入品が紛れています。
輸入品は燻蒸という方法で農薬がかけられています。
燻蒸は体内に入ることで吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの悪影響の可能性が高いです。そのため国産品ということを確認して購入しましょう。
 

水でしっかり洗う

みかんの表面には農薬がついている可能性があります。日本で活用されている農薬は特に体内に影響はないと言われていますが、万が一のことを考えて水でしっかり洗いましょう。
 
 

まとめ

今回の記事では、「みかんの薄皮を食べてない人必見!意外と知らない薄皮の栄養素について」を解説しました。
みかんの薄皮や外皮に含まれている栄養素には、身体を元気にさせる成分が多く含まれています。
ただし、ご存じの通りみかんの皮には苦味が特徴的で好んで食べようとは思いません。
そのため、少しでも食べやすいようにおすすめのレシピについてもごしょうかいしました。
今までみかんの薄皮や外皮など避けて食べてきた方は、今回の記事を参考に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 
 

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